これからの美術館事典

+美術館事典

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暫く、紙を選ぶ仕事から離れていたら、ずいぶんと紙の業界も様変わりしており、用紙のリサーチのため、久しぶりに竹尾「見本帖」神保町本店へ。
曇天だったので出かけたものの、店を出る頃にはすっかり晴れて、ほとんど日陰のない炎天下の大通りを竹橋まで歩くうち、どうしてもどこかで涼みたくなり、近代美術館へ。

実はこの「これからの美術館事典」2回目です。
A〜Zの単語に沿って並ぶ作品は、A…Architecture(建築)で、グラフィックデザインの大御所、原弘、早川良雄お二方の美術館開館ポスターに始まり、L…Light(光/照明)で、光源の工夫やモネ、ルノワールの絵画、S…Storage(収蔵庫)で、国立美術館4館で、藤田嗣治の作品がどのように収蔵されているか見せて、最後はZ…Zero(ゼロ)で、展示中の作品の梱包用品がうわ〜っと積まれて終わり。

モネもセザンヌもデュシャンもベーコンもスタイケンも、全部ひっくるめて少しずつ見られる、特大の幕の内弁当のような趣。竹橋・近代美術館は、ここしばらくジャクソン・ポロック、フランシス・ベーコン、竹内栖鳳、菱田春草と、大型回顧展で圧倒されましたが、こんな構成も、また楽しいものだなと思いました。

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